2014年9月12日金曜日

綿毛のクッション

 カポックはアオイ科の落葉高木。アメリカや東南アジアで栽培されている。長さ約30㌢の実をつけ、繊維は「パンヤ」と呼ばれクッション材に用いられた。この長い実は熟すと5つに裂け、綿毛に覆われた種子を飛ばす。綿毛は種子ではなく子房の内壁に生えたもの。きれいにはがれて種子を包んで飛んでいく。
 カポックの実から採れる繊維は撥水性があり、枕の詰め物やソフトボールの芯として使用された。また、第二次世界大戦中は、救命胴衣として使われていたらしく、今でも競艇業界や海上自衛隊では救命胴衣をカポックと呼んでいる。最近ではこの繊維が油を大量に吸収することが発見され、油吸収材として使用されるようになった。



SEED DESIGN -旅する「たね」-

風に乗り空を舞い、海流に漂い、動物に食され、「たね」は旅をする。
生き残る為に、長い長い時を経てDNAに組み込まれた美しいデザイン。
その不思議な「たね」たちの受注会です。

どうぞ手に取って、植物たちの命の旅を想像してみて下さい。

produced by ATKLO
http://atkloweb.wix.com/seed-design

photo by Atsuko Miyazaki
http://chobi.sub.jp/blog/

9月15日(月)まで、12時~17時

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