綿毛の作品ですが、フィレレースというレース編みの技法を使って制作されているそうです。立体の形を固定するため、糊付けして固められています。
レースには沢山の技法の種類があったそうで、昔は内職でレースをつくっていたものの、機械が主流になりました。透かしの多い作りのため、手芸の業界でも中々糸の売上につながらず、衰退しています。
生き物も文化も環境がなくなれば存在が難しいです。山本さんは、この現状も作品を通して、伝えていきたいと思って取り組んでいらっしゃいます。
●山本 彌 個展 『潤舟-junshu-』
7/18(土)-26(日)、12-17時
果実からの滴り。
古木に息づく小さな森。
濡れた地面に溶けゆく葉。
生命はまるで潤いを抱えた舟のよう。
*マスクの着用と入口での手指消毒にご協力下さい。
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